Messages APIを使ったさくらのAI EngineとClaude Codeの連携

- はじめに
- Messages APIとは
- セットアップ手順
- 事前準備
- ステップ1:さくらのAI Engineでアカウントトークンを取得する
- ステップ2:環境変数を設定する
- ステップ3:Claude Codeを起動する
- 設定を永続化する
- まとめ
はじめに
以前、さくらのAI EngineとClaude Codeを連携させる方法として、さくらのAI Engine × Claude CodeではじめるAgentic Coding | さくらのナレッジ を紹介しています。
こちらの記事では、Claude Codeとさくらのエンドポイントの間に claude-code-router というOSSのミドルウェアを挟む必要がありました。追加パッケージのインストール、設定ファイルの作成、専用コマンド(ccr code)での起動などそれなりに手間のかかるセットアップでした。
先日の実装により、さくらのAI EngineがAnthropicのMessages API互換エンドポイントを提供するようになったことで、Claude Codeをそのまま・設定変更だけで・追加インストールなしで、さくらのインフラ経由で動かせるようになりました。今回の記事ではその使い方について説明を行います。
Messages APIとは
Messages APIは、AnthropicがClaudeモデルと通信するために定めた公式のAPIインターフェースです。Claude Codeを含むAnthropicのすべてのクライアントは、内部でこのMessages APIを使ってモデルにリクエストを送っています。
リクエストの形式はシンプルで、messages 配列に会話の履歴を渡すと、モデルが応答を返す構造になっています。
# Messages APIのリクエストイメージ
{
"model": "claude-opus-4.7",
"max_tokens": 1024,
"messages": [
{"role": "user", "content": "こんにちは"}
]
}
エンドポイントは POST /v1/messages です。 また、Claude CodeなどのクライアントではベースURLを切り替えることができ、 これを利用して通信先を変更する仕組みになっています。
セットアップ手順
それでは、このMessages APIを使って、さくらのAI EngineとClaude Codeを連携させてみましょう。
事前準備
事前に以下のものをご準備ください。
- さくらインターネットの会員登録と、さくらののクラウドのプロジェクトの作成
くわしくはサービスご利用の流れをご覧ください。 - さくらのAI Engineの利用申し込み
さくらのクラウドのコントロールパネルから申し込みます。詳しくはさくらのクラウドのマニュアルをご覧ください。 - Claude Codeのインストール
ターミナルで以下のコマンドを実行してください。
npm install -g @anthropic-ai/claude-code
ステップ1:さくらのAI Engineでアカウントトークンを取得する
続いて、さくらのAI Engineを利用するときに必要となるアカウントトークンを取得します。取得手順は以下の通りです。
- さくらのクラウドのコントロールパネルにログイン
- ホーム画面からさくらのAI Engineのダッシュボードを開く
- 「アカウントトークン」メニューからトークンを生成する
トークンの生成方法は、マニュアルの「アカウントトークンの発行」をご覧ください。
なお、生成したトークンは後で使いますので、コピーして安全な場所に保存してください。
ステップ2:環境変数を設定する
次に、Claude CodeとさくらのAI Engineを連携させるように環境変数を設定します。以下の2行を実行します。
export ANTHROPIC_BASE_URL="https://api.ai.sakura.ad.jp"
export ANTHROPIC_AUTH_TOKEN="<取得したアカウントトークン>"
ANTHROPIC_AUTH_TOKEN にはAnthropicのAPIキーではなく、ステップ1で発行したアカウントトークンを設定します。
ステップ3:Claude Codeを起動する
以下のコマンドでClaude Codeを起動します。
claude --model preview/Kimi-K2.6
以前に紹介した記事ではccr codeで起動していましたが、ここではいつものclaudeコマンドをそのまま使えます。
なお現時点では、今回ご紹介した方法で利用できるモデルはpreview/Kimi-K2.6のみとなります(つまり他のモデルを使う場合は従来のccr codeによる方法をご利用ください)。対応モデルは今後増やしていく予定です。
設定を永続化する
毎回 export するのが手間となる場合は、以下の内容を~/.claude/settings.jsonに追記してください。
{
"env": {
"ANTHROPIC_BASE_URL": "https://api.ai.sakura.ad.jp",
"ANTHROPIC_AUTH_TOKEN": "<取得したアカウントトークン>",
"ANTHROPIC_DEFAULT_OPUS_MODEL": "preview/Kimi-K2.6",
"ANTHROPIC_DEFAULT_SONNET_MODEL": "preview/Kimi-K2.6",
"ANTHROPIC_DEFAULT_HAIKU_MODEL": "preview/Kimi-K2.6"
}
}
まとめ
さくらのAI EngineがAnthropicのMessages API互換エンドポイントを提供するようになったことで、claude-code-router なしでClaude Codeをそのまま使えるようになりました。利用する際に最低限必要な変更はこれだけです。
export ANTHROPIC_BASE_URL="https://api.ai.sakura.ad.jp"
export ANTHROPIC_AUTH_TOKEN="<さくらのアカウントトークン>"
claude --model preview/Kimi-K2.6
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